今こそ、安全資産の「金」を!!

2017/09/01

今こそ、安全資産の「金」を!!

「金」価格急騰は、既に秒読み段階に入ったか?

2017年の金・株・通貨の騰落率

この9月は「政治・金融・軍事」の3重リスクが世界を揺るがし、金相場は新たなステージを迎えそうだ。8月18日にNY金は年初来高値を更新し、その兆しが出始めている。

3重リスクの第一の政治面では、最大の材料は米国の債務上限問題。オバマケア代替法案は頓挫し、2018会計年度(10月開始)の予算編成にあたり、上限額引き上げは待ったなしだ。議会の承認を得られなければ、減税・インフラの財源確保はおろか、政府機関の閉鎖とデフォルト危機が待ち受ける。トランプ政権はロシアゲート疑惑や人種差別発言で窮地に陥り、まともに政権運営できる状態ではない。政治の大混乱は、株安要因となる。

第二の金融面でのリスクは、欧米の金融政策の行方。欧州中央銀行(ECB)が量的緩和縮小を、米連邦準備制度理事会(FRB)が資産縮小開始をそれぞれ決めれば、日銀との格差拡大で、大きな円安要因となり得る。また、インフレ率が高まらない状況で欧米の中央銀行が引き締め方向に動けば、デフレへ逆戻りし、株安につながるリスクをはらむ。

第三の軍事面でのリスクは、緊迫化する米朝関係。国連安保理決議による北朝鮮への制裁も中国・ロシアの積極的な関与がない限り、実効性に乏しい。8月18日現在、北朝鮮はグアム沖へのミサイル発射予告を今のところ留保しているが、今後の展開が好転に向かうとは予想しづらく、NY金は未曾有の有事に対し、ボラティリティを取り戻し始めている。

NY金は米国の2回目の利上げ(チャートのBを参照)から約14%上昇(8月18日時点)しているが、同期間におけるファンドの先物買いは若干の増加、NY金ETF残高は大幅減少となっている。貴金属調査会社GFMSの最新需給統計(7月27日発表、第2四半期)でも供給過剰が続き、7月からのインドの物品サービス税(GST)導入前の駆け込み需要が多少目立ったのみで、需要は全体的に低調だ。だが、価格の上昇は続いている。

この違和感のあるギャップは、将来のリスクに対し、金が先見性を発揮している兆しと捉えるべきだろう。材料目白押しのこの9月が、年末までのトレンドを決定づけることになりそうだ。NY金に続き、東京金も3月の年初来高値4,553円を突破するようなら、低ボラティリティ相場からの完全脱却とともに、大相場の可能性も十分ありそうだ。

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