ニュース・市況
東京貴金属市況=金、白金ともに反発
2017/04/18 15:36:08
18日の東京貴金属市場は、金、白金ともに反発。
前場の東京金は、為替の円安・ドル高を受け、買い戻し優勢の取引。後場は売り買いが交錯し、プラスサイドでもみ合った。市場筋は「反発したものの、円安以外の買い材料がなかったため、商いは盛り上がらなかった。新規材料待ちの状態になりつつある」と語った。
白金も円安を背景に反発した。
関連ニュース(貴金属)
- ニューヨーク貴金属市況=金は米長期金利の上昇やドル高を受け続落4月21日 06:00週末20日のニューヨーク貴金属市場は、パラジウムを除き続落。
NY金は続落。主要な米経済指標の発表がないため、全般的に模様眺め気分が広がる中、米国の利上げペース加速に対する警戒感から米長期金利が上昇していることで、金利が付かない金を売る動きが優勢となったほか、ドルが対ユーロで堅調に推移していることから、ドル建てで取引される金の割高感が広がり続落となった。ただ市場では、イラン核合意の是非を判断する期限を5月に控えるなど、中東の地政学的リスクがくすぶっている状況に変化はないため、金は安値では買い拾われる可能性が強いという。 - 東京貴金属見通し=金、依然押し目買い有利か4月20日 16:58<金>
今週の東京金先限は、地政学リスクと原油高などを背景に、概ね堅調に推移した。
来週も目先の上値を試す展開か。シリア情勢の緊張は一時的に緩んだものの、米・英・仏による空爆後の金の出来高は高水準を保ち、下値では活発に買いが入っていることを窺わせる。トランプ米大統領がイラン核合意からの離脱の是非を判断するのは5月12日、その日に向け中東地域での地政学リスクは高まるとみられているからだ。1948年のイスラエル建国から70周年に当たる14日には、米国が大使館をエルサレムに移転する計画、何かが起こると予想すべきだろう。そのリスクをいち早く先取りした形で金相場は堅調に推移すると読む。
来週の先限予想レンジは4560円〜4720円。
<白金>
今週の東京白金は上伸。米政府は2016年の米大統領選へのサイバー攻撃を用いたロシアの介入などに関連し追加制裁を発表したが、この中に富豪オレグ・デリパスカ氏と、傘下企業のアルミ大手ルサールが含まれ、同社は世界最大のパラジウム生産企業としても知られるノリリスク・ニッケルの株式28%を保有するため、制裁の影響がパラジウムにも広がる可能性があるとの懸念を背景に、パラジウム価格が上伸。姉妹金属である白金もこれにつられる格好で値位置を切り上げ、先限は約1カ月ぶりに3300円台を回復する場面もあった。
白金独自の支援材料に乏しいことや、思惑先行で買われたものの、今後の進展に不透明感が強いことから高値では売られたが、6日安値3143円で目先は底打ちしたことで下値余地も乏しく、当面は現在の値位置でもち合う動きが見込まれる。
来週の予想レンジは先限ベースで3150円〜3350円。 - 東京貴金属市況=金、白金ともに反落4月20日 15:34週末20日の東京貴金属市場は、金、白金ともに反落。
前場の東京金は、19日のニューヨーク金先物相場がドル高・ユーロ安の進行に伴う割高感から下落したため、手じまい売り優勢の取引。後場は下げ止まったものの、マイナスサイドで軟調に推移した。市場筋は「買い材料不足のなか利食い売りがみられ、一段高とはならなかった。シリア情勢に関する懸念が緩和するようだと、頭はより重くなるだろう」と指摘した。
白金もニューヨーク相場安を映し反落。 - 東京貴金属市況(午前)=金は反落4月20日 10:53金は反落。19日のニューヨーク金先物相場がドル高・ユーロ安の進行に伴う割高感から下落したため、手じまい売り優勢の取引となっている。白金もニューヨーク相場安を映し反落。
- 東京金は軟調、日中予想価格帯は4620円〜4650円4月20日 09:11東京金は軟調。海外安を映した売りや先日までの上伸に対する売りが入り下落。対シリア攻撃や日米首脳会談などの政治イベントの通過後の調整主導の動きとなる中、安値圏でもち合う動きとなっています。
東商取金 02月限 4629円 -29 ドル円 107.40円 (09:09)
最新ニュース
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- 海外商品市況=大豆は3営業日続落、コーンも連れ安4月21日 07:00週末20日のシカゴ大豆は3営業日続落。新規の独自材料が見当たらないことで、米中貿易摩擦を背景に中国による米国産大豆の需要が低下するとの懸念がますます意識され、売り物が先行する展開となった。シカゴコーンは続落。大豆に連れ安となったほか、米中西部産地での天候要因も依然相場を圧迫した。
- 外為市況=取引終盤にかけ、円売りの流れは一服4月21日 06:00週末20日の外国為替市場の円相場は、1ドル=107円台半ば。
日米首脳会談を消化した上に、本日は主要な米経済指標の発表などもなかったことで、市場の注目は米金利の動向に集まる格好。原油価格の上昇に伴いインフレ懸念が高まりつつあることなどを背景に、米長期金利は今週に入ってから上昇トレンドを辿っており、本日もこうした流れを引き継いで高水準で推移。これを受けて日米金利差拡大への思惑が働いたことから円売り・ドル買いが入り、取引中盤までは1ドル=107円台後半での値動きとなっていた。ただ、取引終盤にかけ、週末要因などからポジション調整ムードとなったためか、円売り・ドル買いの流れは一服して概ね同107円台半ばで推移した。また、20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議閉幕後に行われる日米財務相会談の行方を見極めたいとの思惑も、円売りの流れに歯止めをかけた一因となった模様。 - ニューヨーク貴金属市況=金は米長期金利の上昇やドル高を受け続落4月21日 06:00週末20日のニューヨーク貴金属市場は、パラジウムを除き続落。
NY金は続落。主要な米経済指標の発表がないため、全般的に模様眺め気分が広がる中、米国の利上げペース加速に対する警戒感から米長期金利が上昇していることで、金利が付かない金を売る動きが優勢となったほか、ドルが対ユーロで堅調に推移していることから、ドル建てで取引される金の割高感が広がり続落となった。ただ市場では、イラン核合意の是非を判断する期限を5月に控えるなど、中東の地政学的リスクがくすぶっている状況に変化はないため、金は安値では買い拾われる可能性が強いという。 - NYダウが大幅安、前日比200ドル超安4月21日 00:13NYダウが大幅安、一時22423.26ドル(前日比241.63ドル安)
(日本時間21日00時13分現在) - NY金が下落、一時前日比10ドル超安4月20日 22:32NY金が下落、一時1338.30ドル(前日比10.50ドル安)
(日本時間20日22時32分現在) - 東京外為市況=円相場は一時107円台後半4月20日 17:00週末20日の東京外国為替市場の円相場は、1ドル=107円台半ば。
米国の長期金利の上昇を手掛かりに、ドル買い・円売りが優勢となった海外市場の流れを引き継いで、東京市場は1ドル=107円台半ばで始まった。その後は、107円70銭台まで円安に振れる場面がみられたものの、ドル買い一巡後は、週末要因から持ち高調整のドル売りが散見され、107円台半ばに水準を戻す展開となった。 - 東京貴金属見通し=金、依然押し目買い有利か4月20日 16:58<金>
今週の東京金先限は、地政学リスクと原油高などを背景に、概ね堅調に推移した。
来週も目先の上値を試す展開か。シリア情勢の緊張は一時的に緩んだものの、米・英・仏による空爆後の金の出来高は高水準を保ち、下値では活発に買いが入っていることを窺わせる。トランプ米大統領がイラン核合意からの離脱の是非を判断するのは5月12日、その日に向け中東地域での地政学リスクは高まるとみられているからだ。1948年のイスラエル建国から70周年に当たる14日には、米国が大使館をエルサレムに移転する計画、何かが起こると予想すべきだろう。そのリスクをいち早く先取りした形で金相場は堅調に推移すると読む。
来週の先限予想レンジは4560円〜4720円。
<白金>
今週の東京白金は上伸。米政府は2016年の米大統領選へのサイバー攻撃を用いたロシアの介入などに関連し追加制裁を発表したが、この中に富豪オレグ・デリパスカ氏と、傘下企業のアルミ大手ルサールが含まれ、同社は世界最大のパラジウム生産企業としても知られるノリリスク・ニッケルの株式28%を保有するため、制裁の影響がパラジウムにも広がる可能性があるとの懸念を背景に、パラジウム価格が上伸。姉妹金属である白金もこれにつられる格好で値位置を切り上げ、先限は約1カ月ぶりに3300円台を回復する場面もあった。
白金独自の支援材料に乏しいことや、思惑先行で買われたものの、今後の進展に不透明感が強いことから高値では売られたが、6日安値3143円で目先は底打ちしたことで下値余地も乏しく、当面は現在の値位置でもち合う動きが見込まれる。
来週の予想レンジは先限ベースで3150円〜3350円。
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