「金」相場は底入れの兆し

2018/11/01

「金」相場は底入れの兆し

本格上昇の条件が整い始めた金相場

東京金の価格帯別営業日数の分布

10月10日、直前の米雇用統計と米長期金利の急上昇をきっかけに再び米国発の世界同時株安が発生した。それを機に、「リスク・オフ」の金買いが復活している。2月にも同様の現象が起きたが、その時は一過性の動きに終わった。だが今回は、7月から米中貿易戦争が「始まり米長期金利の水準も上がっているため、米国株にも暴落リスクが格段に高まっている。

足元の米国景気は好調だが、2019年の後半には大型減税のプラス効果より米中貿易戦争のマイナス効果の方が勝り、失速すると見る専門家が増えている。国際通貨基金(IMF)も2年ぶりに世界経済の成長率見通しを下方修正し、貿易戦争による下振れリスクを警告している(10月9日発表、18年・19年ともに3.9%→3.7%)。

「米国一人勝ち」を目指すトランプ米大統領だが、思惑通りにはいっていない。貿易収支は7月から悪化し、通年ベースで過去最大の赤字となる可能性が高まっている。また、2018会計年度(17年10月〜18年9月)の財政赤字は前年比17%増の7,790億ドルとなり、法人減税(35%→21%)による税収減の影響がモロに出た。

トランプ米大統領はドル高是正に動くが、ドル安になればインフレ圧力が増す。そしてFRBの利上げ加速を誘い、株式市場が脅かされる。その際に、米国債へ資金がシフトすればよいが、インフレ環境下の債券は極めて弱い。また、米国債の増発、FRBの保有国債の「圧縮など、需給悪化懸念がつきまとう状況では、暴落の危険性すらある。

その行き着く先はトリプル安(株安・債券安・ドル安)のシナリオだ。11月は対イラン制裁の全面再開、米中間選挙なども注目材料だが、米国に還流してきた資金が逃げ出す時が、「金」価格急騰のタイミングとなるだろう。

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