「金」価格の年末急騰に備えよ

2019/10/01

主要通貨建て金価格は11年8月末当時の高値を更新、かつユーロ建て・ポンド建てはドル高(自国通貨安)とドル建て金価格上昇の同時進行で、史上最高値を更新中。その他、印ルピー建て、南ア・ランド建ても同様に最高値を更新した。

日米欧の年末トリプル緩和期待が、金価格をさらに押し上げるか

米中貿易戦争の長期化で世界経済への悪影響が広がる中、9月に欧米の中央銀行が同時金融緩和に動いた。9月12日、欧州中央銀行(ECB)はマイナス金利の深堀り(ECBへの預金金利を-0.5%へ引き下げ)と量的緩和の再開を決め、18日に は米FRBが連続利下げに動いた。日銀は19日の会合で現状維持としたが、状況次第で「ちゅうちょなく緩和策を講じる」姿勢を見せている。

また9月10日、強硬派のボルトン米大統領補佐官の電撃解任で、対中・対イランの緊張関係が和らぐとの期待から相対的に景気状態がマシな米国に資金が集まり、ドル高・米国株高の動きが強まっている。同時に、ドル高でも金(ドル建て)が上昇するという、まれな現象も起きている。

金融緩和は株式と金の両方にとってプラス材料となる。また、米FRBが利下げしても、まだ高格付けでプラスの利回りを確保できる米国債に投資家が群がりドル高が 続く一方、過度な金融緩和による株・国債のバブル化とその崩壊リスク、世界的な政治の不安定による予測不能なリスクに備え、「金」への分散投資も活発化という構図が、今のまれな現象を生み出している。

ボルトン氏の解任直後の9月14日、サウジ石油施設へのドローン攻撃事件で、米国 がイランの関与を示唆しており、米・イラン対立の再激化と中東での軍事的緊張の高 まりという新たな材料が飛び出した。急騰した原油価格の高止まりが続くようなら、実 体経済の悪化をもたらし、日銀を含む先進国中銀は年末に向け更なる金融緩和に 追い込まれる可能性がある。その時も「ドル高・金高」の同時進行相場なら、東京金 は「大相場」の年末を迎えることになるだろう。この10月は調整(4,969円、上図参照)があってもなくても、今年最後の仕込み時と捉えておきたい。

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