パラジウムの変動要因

パラジウム

パラジウムは1802年に発見された新しい貴金属で、白金と同様に白金族メタルの一つです。主に白金やニッケルの随伴生産(バイプロ)として採掘されています。ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)での価格が国際指標価格とされていますが、白金と同様、最近では東京商品取引所の値動きがNY市場に反映されるということも珍しくありません。

【需要と供給】

需要: パラジウムの主な需要は自動車触媒需要で、シェアは約60%以上。その他は電子・電気が15%弱、宝飾品、歯科がぞれぞれ5%前後です。主要需要国は白金と同じく、ヨーロッパ、日本、北米、中国です。
供給: パラジウムの主な供給国はロシア約40%と南アフリカ約35%です。

【値動き変動要因】

工業景気: 自動車触媒や電子部品による需要が多いことから、景気(主に自動車やコンピューター産業)に左右される面があります。
ロシアの売却動向: 最大の供給国であるロシアの売却動向が相場を大きく左右します。特にここ数年、年末年始頃に日本とロシアとの長期輸出契約の締結を巡る紛糾が頻繁に起こることから、パラジウム相場の波乱要因として注目を集めています。
白金との関連・競合: 同じ白金族メタルである白金とその特性が共通しています。自動車触媒分野では性質が優れた白金の方が効果的ですが、価格が安いパラジウムに切り替えられる傾向もあります。
為替の動向: 金・銀と同様に、為替の動きも大きく影響します。
南アフリカ鉱山動向: 白金と同様、近年大規模なストライキが南アフリカで起きており、生産量に大きな影響を与えています。

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