最新コメント一覧
- 東京白金、値固めを試す展開に7月26日 16時55分今週の東京白金は上伸。低調なユーロ圏指標を背景に欧州中央銀行(ECB)が25日の定例理事会で追加金融緩和を示唆するとの思惑や、米中の通商交渉担当者が30日から上海で協議を再開すると発表し、中国経済への懸念が後退したことなどが支援材料視され、26日には高値3080円をつけ5月9日(高値3093円)以来、2ヶ月半ぶりの高値圏に浮上した。
30〜31日に開催される米連邦公開市場委員会(FOMC)では0.25%の利下げが見込まれているが、市場にはほぼ織り込み済み。米連邦準備制度理事会(FRB)が0.50%の利下げを実施するなどのサプライズがない限りは、来週は3000円台での値固めを試す展開が見込まれる。
(注)上記の展望は7月26日夕方時点に作成されたものです。
●アナリスト紹介
第一商品(株)フューチャーズ24、盛川 貴洋
現在、フューチャーズ24にて、FAX・メール情報の市況作成等を担当。商品市場だけでなく、マクロ経済から金融市場まで守備範囲が広く、本質をついた鋭い分析が持ち味。「商品アナリスト(貴金属)・東京商品取引所認定」を取得。 - 東京白金、値固めを試す動きに7月19日 17時6分今週の東京白金は上伸。米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が10、11日の議会証言で米中貿易摩擦や世界経済の減速、低調なインフレなど景気の下振れリスクに警戒感を示し、予防的な利下げの可能性を強く示唆して以来、米FRB高官による早期利下げを示唆する発言が相次ぎ、市場では今月30、31日に開催される米連邦公開市場委員会(FOMC)での利下げ幅が0.5%になる可能性を織り込む動きが強まり、対主要国通貨でのドル安傾向が強まると共に、ドル建てNY白金は割安感からの買いが入り850ドル台を回復。
国内市場もこの流れを映した買いが入り、約2カ月半ぶりの高値圏に浮上した。基調の強さから来週は3000円大台回復を試す展開が見込まれる。ただ、米中貿易摩擦を巡る両国間の交渉に対する不透明感が強いことや、米FOMCを月末に控えた手じまい売り圧力が強まるため、買い一巡後はもち合いながら値固めを試す動きになると考えられる。
(注)上記の展望は7月19日夕方時点に作成されたものです。
●アナリスト紹介
第一商品(株)フューチャーズ24、盛川 貴洋
現在、フューチャーズ24にて、FAX・メール情報の市況作成等を担当。商品市場だけでなく、マクロ経済から金融市場まで守備範囲が広く、本質をついた鋭い分析が持ち味。「商品アナリスト(貴金属)・東京商品取引所認定」を取得。 - 東京白金、短期的には上値を試す動きに7月12日 17時11分東京白金は週明け8日に急落。5日に発表された6月の米雇用統計が堅調な内容だったことから、米連邦準備制度理事会(FRB)による大幅な利下げ期待が後退し、対主要国通貨でのドル安を背景に商品市場全般が売られた動きに追随して下落。その後は、パウエル米FRB議長が10日の下院での議会証言で今後の利下げ方針を示唆したことを好感した買いが入り値を戻した。
米国株式の主要指数が再度過去最高値を更新するなど、投資家のリスク選好姿勢が回復しているため、工業用需要の比率の高い白金は目先、上値を試す展開が見込まれる。ただ、南ア鉱山労働組合連合(AMCU)と鉱山会社の労使交渉が決裂し鉱山ストが発生するか、7月末の米連邦公開市場委員会(FOMC)での大幅利下げ観測が強まるなどの支援材料が出ない限りは、直近の2日高値2960円からの上値も重そうだ。
(注)上記の展望は7月12日夕方時点に作成されたものです。
●アナリスト紹介
第一商品(株)フューチャーズ24、盛川 貴洋
現在、フューチャーズ24にて、FAX・メール情報の市況作成等を担当。商品市場だけでなく、マクロ経済から金融市場まで守備範囲が広く、本質をついた鋭い分析が持ち味。「商品アナリスト(貴金属)・東京商品取引所認定」を取得。 - 東京白金、上値を試す展開に7月5日 16時52分今週の東京白金は週明け1日に直近のもち合いを上放れる格好で急騰し、2日には高値2960円をつけ、200日移動平均線(2日時点2952.385円)の水準を一時上抜いた。米中首脳会談での通商協議再開合意を受け、白金の工業用需要への楽観的な見方が強まったことが背景。ただ、その後は、通商摩擦拡大への懸念が再燃し、白金は高値からは売られている。
来週は、南ア鉱山労働組合連合(AMCU)と鉱山会社3社が9日、10日の日程で労働協議を行う予定。交渉の難航が予想されるため積極的な白金の売りは見送られている。また、10、11日のパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の議会証言を控えることや、7月末の米連邦公開市場委員会(FOMC)での米利下げ観測が強まっていることも下支え材料。そのため、短期的には前述の200日移動平均線の水準を視野に、再度上値を試す展開になると考えられる。
(注)上記の展望は7月5日夕方時点に作成されたものです。
●アナリスト紹介
第一商品(株)フューチャーズ24、盛川 貴洋
現在、フューチャーズ24にて、FAX・メール情報の市況作成等を担当。商品市場だけでなく、マクロ経済から金融市場まで守備範囲が広く、本質をついた鋭い分析が持ち味。「商品アナリスト(貴金属)・東京商品取引所認定」を取得。