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東京石油見通し=一段高の可能性も

2019/06/21 16:35:32

 米中貿易摩擦の長期化などを背景に世界的なエネルギー需要減退懸念が根強かったことから原油相場は地合いを緩めていたが、両国の首脳会談開催が決定したことをきっかけに流れは一変。加えて、米連邦公開市場委員会(FOMC)で年内の利下げが示唆されたことで、世界経済の先行きに対する不安が和らぎ、エネルギー需要減退に対する懸念も後退しつつある。
 こうした中、20日にイランの革命防衛隊が米国の無人偵察機を撃墜したとの報が伝わった。ホルムズ海峡近くでのタンカー攻撃をきっかけにイランと米国の対立は深まっていたが、この報を受けて両国の軍事的緊張はますます高まり、中東での原油供給に対する不安が広がったことからさらに買われやすくなっている。
 東京原油先限は、海外の原油相場が前述の強材料を受けて上昇したことに連れて上値を伸ばし、21日には約3週間ぶりに4万円の節目を回復。為替の円高や買い過剰感の高まりに頭を抑えられてはいるが、エネルギー需要減退懸念の後退や米国とイランの対立激化を考慮すると先高感は強い。チャート上でも目立った上値抵抗線が見当たらないため、一段高となる可能性は高いと見る。
 来週の先限の予想レンジは、原油が3万8500円〜4万3500円、ガソリンは4万8700円〜5万3700円、灯油は5万5600円〜6万0600円。

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