盛川 貴洋/アナリストの目

東京白金、押し目買いの展開に
2020/07/03 16:55:00

 今週の東京白金は上下動。東京金が上場来高値を更新したことにつれ高し、先限6月限は2日高値2904円をつけ、3週間ぶりの高値圏に浮上した。しかし、その後は値位置を維持できずに反落した。米雇用統計は市場予想を上回る強い内容となり相場を支えたが、米国での新型コロナウイルスの感染再拡大が続くことや、香港を巡る米中対立の激化懸念などを背景とした売りに圧迫され、上値の重い展開となった。
 米国では、中国当局者らによる香港の自治侵害に対して制裁を科す「香港自治法案」が議会を通過。トランプ大統領が署名すれば成立する。同法案の成立は米中対立の激化懸念を強めることで圧迫材料。相場はそれらを織り込んだ動きとなっており、目先の安値は買い拾われる押し目買いの展開が見込まれる。

(注)上記の展望は7月3日夕方時点に作成されたものです。

●アナリスト紹介
 第一商品(株)フューチャーズ24、盛川 貴洋
 現在、フューチャーズ24にて、FAX・メール情報の市況作成等を担当。商品市場だけでなく、マクロ経済から金融市場まで守備範囲が広く、本質をついた鋭い分析が持ち味。「商品アナリスト(石油)・東京商品取引所認定」を取得。