盛川 貴洋/アナリストの目

東京白金はもち合い、中国経済の回復期待が下支え
2020/07/17 16:58:48

 今週の東京白金は軟調。先限は先週の1カ月ぶりの高値(9日高値2927円)から下落したが、2800円の水準で買い拾われる動き。
 中国国家統計局が16日発表した今年4〜6月期の国内総生産(GDP)が前年同期比3.2%増加し、新型コロナウイルスの影響でマイナス成長となった前期から急回復。世界最大の自動車市場をもつ中国の経済活動の回復は、工業用需要の比率の高い自動車触媒需要回復への期待感を強め、白金を下支える材料となった。
 ただ、世界的には、依然として新型コロナウイルス感染症の拡大傾向は継続し、特に米国やブラジルで加速していることや、欧州での自動車販売台数も完全回復には至っていないなど、積極的な買いを入れるのも難しい状況。そのため、当面は現在の値位置でのもち合いが見込まれている。

(注)上記の展望は7月17日夕方時点に作成されたものです。

●アナリスト紹介
 第一商品(株)フューチャーズ24、盛川 貴洋
 現在、フューチャーズ24にて、FAX・メール情報の市況作成等を担当。商品市場だけでなく、マクロ経済から金融市場まで守備範囲が広く、本質をついた鋭い分析が持ち味。「商品アナリスト(石油)・東京商品取引所認定」を取得。