石田 英夫/アナリストの目

ゴムは堅調推移か
2020/07/30 15:32:19

 30日の大阪取引所のゴム(RSS3)相場は、先限で前日比3.4円高の164.8円。先限継続足ベースで6月8日以来の高値となる166.1円を付けるなど水準を切り上げている。

 新型コロナウイルスの感染拡大や米中対立の深刻化が上値圧迫要因になっているものの、中国経済の回復や医療用ゴム手袋などのラテックス需要の伸びを受けてタイの現物相場が地合いを強めていることから、国内ゴム相場も支援されている。
 チャートも6月29日に152.5円の安値を付けた後、反発に転じ、6月8日の高値167.6円からの下げ幅の大半を取り戻している。

 世界最大のゴム消費国である中国の最近の経済統計については、7月16日発表した今年4〜6月期の国内総生産(GDP)が前年比3.2%増となり、2四半期ぶりにプラス成長を回復した。新型コロナウイルスの封じ込めに伴う経済活動の正常化に支えられた。

 今後のゴム相場について、新型コロナウイルスの感染拡大や米中対立の動向に引き続き警戒が必要ではあるが、現物相場高を支援に堅調地合いを維持しそう。チャート面では6月8日の高値167.6円が目先重要な上値抵抗線で、上抜くことができれば上げ余地が拡大する可能性がある。

●アナリスト紹介
第一商品(株)フューチャーズ24、石田 英夫
現在、フューチャーズ24にて、FAX・メール情報に掲載する市況作成等を担当。テクニカル分析を得意とし、先物ストラテジー情報「金・白金レポート」にて「テクニカル・ピックアップ」のコーナーも担当。2015年TOCOMゴムアナリスト育成セミナー修了者。2017年TOCOM農産物アナリスト育成セミナー終了者。

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