盛川 貴洋/アナリストの目

白金、戻り高値は売られる展開か
2020/08/14 16:42:42

 今週の白金標準は上下動。7日に高値3390円をつけ5カ月半ぶりの高値圏に浮上したが、週明けに下落。その後、安値拾いの買い戻しが入り値位置を維持したものの上値の重い展開となった。
 世界的に新型コロナウイルス感染予防策の緩和で経済活動が再開し、緩やかな経済回復が期待されていることは、工業用需要の比率の高い白金にとっては支援材料。ただ、米ジョンズ・ホプキンス大学システム科学工学センター(CSSE)の集計によると、依然として世界的に感染者数は増加し続けている。また、米国の追加経済対策を巡るトランプ政権と民主党の調整は難航が予想されることや、香港情勢で米中対立の激化も懸念される。このため、短期的には上値を試すが上値は限られ、戻り高値は売られる展開が見込まれる。

(注)上記の展望は8月14日夕方時点に作成されたものです。

●アナリスト紹介
 第一商品(株)フューチャーズ24、盛川 貴洋
 現在、フューチャーズ24にて、FAX・メール情報の市況作成等を担当。商品市場だけでなく、マクロ経済から金融市場まで守備範囲が広く、本質をついた鋭い分析が持ち味