石田 英夫/アナリストの目

ゴムは上値試しか
2020/08/27 15:35:03

 27日の大阪取引所のゴム(RSS3)相場は、先限で前日比2.8円高の184.3円。先限継続足ベースで約6カ月ぶりの高値となる185.6円を付けるなど水準を切り上げる展開となっている。

 ワクチン開発など新型コロナウイルス対策の進展に対する期待や世界最大のゴム消費国である中国の経済が一時の落ち込みから回復していること、さらに主産地タイの現物相場が干ばつによる供給引き締まりを背景に上昇していることなどが相場の支援材料。
 国内チャートもここ最近のもち合いを上に抜けた格好で強気に傾いている。

 中国自動車工業協会(CAAM)が発表した同国の7月の新車販売台数は、前年同月比16.4%増の211万2千台となり、4カ月連続のプラスとなった。新型コロナウイルスの感染状況の落ち着きを受け、消費者の購買意欲が回復していることを裏付ける内容となった。なお、1〜7月の累計販売台数は、1〜3月の販売不振が響き、前年同期比12.7%減の1236万5000台。

 今後の東京ゴム相場について、中国経済の回復や産地相場高が引き続き支援材料。短期チャートも上向きで、さらなる上値を試す展開が見込まれる。先限で2月21日の高値190.4円が目先の上値目標。

●アナリスト紹介
第一商品(株)フューチャーズ24、石田 英夫
現在、フューチャーズ24にて、FAX・メール情報に掲載する市況作成等を担当。テクニカル分析を得意とし、先物ストラテジー情報「金・白金レポート」にて「テクニカル・ピックアップ」のコーナーも担当。2015年TOCOMゴムアナリスト育成セミナー修了者。2017年TOCOM農産物アナリスト育成セミナー終了者。

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