盛川 貴洋/アナリストの目

白金、戻り高値は売られる動きに
2020/08/28 16:36:01

 今週の白金標準は上伸。ただ、世界経済回復への期待感が相場を下支える一方、新型コロナウイルス感染症の拡大が依然として景気の先行き不透明感を強めているため上値が重い。世界第一位の自動車市場をもつ中国と、第二位の米国の対立激化懸念も、自動車触媒用需要が多くを占める白金にとっては弱材料。中国軍は26日、大陸部から南シナ海に向けて中距離弾道ミサイル4発を発射。これに対し米国防総省は27日、「南シナ海のさらなる不安定化を招く」と批判しており、両国間の緊張が高まっている。このため、チャート上では短期的に8月19日高値3319円まで値を戻す可能性があるが、目先の戻り高値は売られる展開が見込まれる。

(注)上記の展望は8月28日夕方時点に作成されたものです。

●アナリスト紹介
 第一商品(株)フューチャーズ24、盛川 貴洋
 現在、フューチャーズ24にて、FAX・メール情報の市況作成等を担当。商品市場だけでなく、マクロ経済から金融市場まで守備範囲が広く、本質をついた鋭い分析が持ち味。