村上 孝一/アナリストの目

米FOMC:ゼロ金利政策は長期化へ、追加緩和の手掛かりが焦点
2020/09/15 14:40:32

 週明け14日のニューヨーク金は反発。外国為替市場でドルが「米国の低金利が長期化する」との思惑が広がったことで下落。ドル建てで取引される金は割安感から買われた。
 米連邦準備制度理事会(FRB)が15〜16日開催する連邦公開市場委員会(FOMC)では、新型コロナウイルス感染拡大に伴う景気悪化を受け、金融緩和策を長期間維持する姿勢を示すとみられている。今回の会合後に発表される参加者17人による政策金利見通しでは、ゼロ金利政策の継続期間が前回6月時点の2022年から2023年まで1年伸びる公算が大きい。
 また、声明やパウエル議長の会見で追加緩和策の手掛かりがあるどうかも焦点。インフレ率や失業率が一定水準に達しない限りゼロ金利を解除しない指針の明示などがあれば、FOMC後のニューヨーク市場ではドル安・金相場高の進行が予想される。ただ、米FRB高官からは今会合で追加緩和策を決定することに否定的な意見もあり、市場では11月の米大統領選後になるとの見方が有力。