村上 孝一/アナリストの目

買い材料待ちの金相場
2020/09/18 14:33:32

 ニューヨーク金は、注目されていた米連邦公開市場委員会(FOMC)は相場を支える材料とはなったものの、追加緩和に関する言及はなかったことで積極的に買いを仕掛ける程の材料とはならず、1900ドル台前半から後半でのレンジ取引となっている。
 今週開催された会合で米、日、英の各中央銀行が金融緩和政策の維持を決定したことは、世界的な低金利環境が継続し金相場を支える材料ではあるが、上値を伸ばすには手掛かりとなる新規の買い材料が待たれるところ。

 来週は米連邦準備制度理事会(FRB)高官の講演、23日と24日にはパウエル米FRB議長の議会証言が予定されている。今週発表された米経済指標は概ねさえない結果となったことを受け、米景気の先行きに懸念が広がっている。来週の講演などで米景気の先行き懸念が一段と強まる発言が出れば、市場が待っている買い材料となり、今週の取引レンジを上抜く可能性がある。