村上 孝一/アナリストの目

ニューヨーク金、下値を維持できるか
2020/09/24 13:05:35

 23日のニューヨーク金は為替のドル高で3営業日続落。中心限月の期近12月限は一時1856ドルと、7月22日(1842.10ドル)以来2カ月ぶりの安値を付けた。新型コロナウイルスの感染拡大による景気の先行き不透明感が強まる中、ドルが買われる動きが継続。ドル建てで取引される金は割高感から売られる流れとなっている。
 ニューヨーク金は今週に入っての急落により、中心限月の継続足で8月12日に付けた直近安値1874.20ドルを割り込んだことから、次の下値のめどは100日移動平均線(9月23日現在:1845.57ドル付近)になるとみている。これまでのように安値で買い拾われ、100日移動平均線を維持すれば、再び安全資産としての金が見直されるだろう。ただ、3月中旬以降維持してきた100日移動平均線を割り込むようだと、市場では”調整局面”入りしたとの見方が台頭、買い方の手じまいなどの売りが殺到し一段安になる可能性がある。