盛川 貴洋/アナリストの目

東京白金、下値を試す展開に
2019/02/15 16:48:26

 今週の東京白金は海外安をみた売りに圧迫されて週末に下落。
 9日から南アフリカの電力公社エスコムが電力不足による計画停電を実施。停電は企業活動への打撃となると共に南ア通貨ランドが対ドルで下落し、同国の輸出が増えて需給が緩むとの思惑が広がったことで、ドル建てNY白金は下落し、18年12月10日安値778.60ドルを窺う動きとなった。
 現在のところ、世界的な需給バランスは供給過剰に傾いており、短期的な生産減少は在庫の取り崩しで吸収されると考えられる。このため、目先は下値を試し、1月4日の年初来安値2762円を維持できなければ、18年8月16日安値2680円を試す下落になる可能性がある。

(注)上記の展望は2月15日夕方時点に作成されたものです。

●アナリスト紹介
 第一商品(株)フューチャーズ24、盛川 貴洋
 現在、フューチャーズ24にて、FAX・メール情報の市況作成等を担当。商品市場だけでなく、マクロ経済から金融市場まで守備範囲が広く、本質をついた鋭い分析が持ち味。「商品アナリスト(貴金属)・東京商品取引所認定」を取得。