盛川 貴洋/アナリストの目

東京白金、堅調推移
2019/03/22 17:12:22

 今週は米連邦準備制度理事会(FRB)が20日の米連邦公開市場委員会(FOMC)終了後に発表した金利見通しで、今年の利上げ想定回数を昨年末時点の2回から「ゼロ」に引き下げたことから、対主要国通貨でのドル安が進行。ドル建てNY白金には割安感からの買いが入り、21日高値876.7ドルまで上伸した流れを映し、東京白金も上伸した。
 NYパラジウムが21日高値1576.9ドルをつけ、史上最高値を更新したことや、南アフリカのアブサ・キャピタルの白金上場投資信託(ETF)、ニュー・ゴールド・プラチナム(ニュープラット)の現物保有量が、15日(25.12トン)から20日(28.43トン)にかけて3.31トン増加。投資資金の流入も相場を押し上げている。このため、短期的には調整の売りが入ると見られるが、安値では買い戻され、来週は概ね堅調に推移すると考えられる。

(注)上記の展望は3月22日夕方時点に作成されたものです。

●アナリスト紹介
 第一商品(株)フューチャーズ24、盛川 貴洋
 現在、フューチャーズ24にて、FAX・メール情報の市況作成等を担当。商品市場だけでなく、マクロ経済から金融市場まで守備範囲が広く、本質をついた鋭い分析が持ち味。「商品アナリスト(貴金属)・東京商品取引所認定」を取得。