山内 治/アナリストの目

164ページ目のアナリストの呟きは「見えないはずのものが見えてしまう職業病」
2019/03/28 14:18:59


3月24日日曜の休日相場日記
 「EUからの離脱に反対し2度目の国民投票を求めたロンドンでの100万人規模のデモ行進が話題になっていた。ユリ・ゲラーが登場し、超能力で離脱を阻止すると真顔で宣言したらしい。それなら、これで英国は離脱しないことになった、とそのアナリストも便乗し宣言しておこう。離脱は政治的な玩具であって、最初から無理だったんだよね。どのように落とすかが見もの。この騒動で国民の支持を得られず富と権力を失った英国政治家とその取り巻きが失望感から損切りし、富と権力を得たEU政治家とその取り巻きが天井感を意識し利食った処が、着地点と読む。自分がイギリス人であったと想像してみた。離脱問題を材料にあちこちの相場で手堅く儲けている姿が見えた。100万人の中にはいなかった、ちょっと悲しかった。我が国の政治が同様に混乱した時も想像してみた。そちこちの相場で大儲けしている姿が見えたが、場外で失ったものが大きくなっていることを自覚しもっと悲しかった。」

25日月曜の相場日記
 「東京金先限14円安、続落。下値で買い支えられ下ヒゲを伸ばす展開。大引け15分前の15時、新規押し目買い仕掛け、4640円で成立。マイナスの日に買えたことが嬉しくて、独りほくそ笑む。米連邦準備理事会(FRB)が19─20日に開いた連邦公開市場委員会(FOMC)で成長ペースが鈍化する中、2019年の想定利上げ回数をゼロとしよりハト派的な政策スタンスへの転換を鮮明にしたことが、そのアナリストの強気マインドを支える。バランスシート縮小については9月に終了すると表明し5月から縮小ペースを減速、保有国債の毎月の縮小ぺースは最大300億ドルから最大150億ドルに半減するとの宣言は、強気マインドを後押しする。パウエルFRB議長が記者会見で“雇用とインフレ見通しを踏まえ、政策変更が必要になるのは当面先になる可能性がある。FRBが判断を急ぐ必要のないことを意味する”と語り、今年の利上げは無くなったとの判断が、中・長期の強気マインドを芽生えさせている。トランプ米大統領は23日、自らと親しい保守系エコノミストのスティーブン・ムーア氏をFRB理事に指名する意向を表明。利上げ停止にかじを切ったばかりのFRBに対し、さらに利下げへと踏み込むよう圧力を強める。2020年の大統領選を見据え、景気を刺激する金融政策を進めさせようとする狙いらしい。“大統領も同意してくれると思うが、FRBは利上げでなく利下げすべきだというのが私の信念だ”と以前ムーアは語っている。金相場に利下げという単語が見え隠れする環境になったのだから、大衆投資家は需給バランスとか内部要因なんか気にせず理屈抜きで買うしかないでしょ。」

26日火曜の相場日記
 「東京金先限21円高、反発。もう背が伸びることはないであろう道玄坂の一本桜は、こも巻きのように汚れた包帯を身に纏いながら今年も健在だった。きれいな花を咲かせ数歩の間、朝の出勤途上の逆張りアナリストの目を楽しませてくれた。通り過ぎるとなぜかその姿をみれるのは今年が最後のような気がした。気のせいであってほしい。午後のラジオでは太蔵君が、“バカAI”と“私の言った通りでしょ”という言葉を連呼しており、同じ相場人としてちょっと悲しかった。自分も読み手を悲しませる言葉を多用しているのだろうか。太蔵君に比して圧倒的に人望がないため、そんなことを心配する必要はないのかもしれない。この点も悲しむべきことか。相場観は右肩上がりなのだが、なんか最近悲観論に覆われている。たぶん春が近づいているからだろう。本日の株式市場は3月期決算銘柄の配当や株主優待の権利付き売買最終日、ANA株を売買しても栄養ドリンクを飲んでも体温は上がらない。FXや商品先物相場を知らず確実に背が伸びる6月が待ち遠しかった成長期のあの頃が懐かしい。」

27日水曜の相場日記
 「東京金先限10円高、続伸。ほら“私が言った通り押し目買いが正解でしょ”。4700円近辺の売り手が踏んだら、一気に5000円へと接近する相場になる。そのアナリストの目にはそんな展開が既に見えている。そうなった時、2回目の“私の言った通りでしょ”は格好悪いから、“超能力で相場を導いたのです”と真顔で言う予定。見えちゃうんだからしょうがないよね。」

●アナリスト紹介
 第一商品(株)フューチャーズ24、山内 治
 現在、フューチャーズ24にて、FAX・メール情報に掲載する市況作成等を担当。国際情勢を軸にした、長期的な商品分析を得意とする。

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