石田 英夫/アナリストの目

東京ゴム、戻り試しも上値は重いか
2019/04/04 15:30:44

 4日の東京商品取引所のゴム(RSS3)相場は、先限で前日比0.9円高の186.3円。3月4日に継続足ベースで昨年1月以来の高値となる209.5円を付けた後、値位置を切り下げる展開となっていたが、心理的な節目の180円を前にひとまず下げ止まりの動きとなっている。

 供給サイドでは生産国の価格支持の動きや季節的な供給引き締まりが支持要因。ただ、主産地タイの減産のピークは4月中旬でそれ以降、供給は徐々に回復に向かう。今後は減産期明けをにらんで価格支持効果も薄れていくものとみられる。

 世界最大のゴム消費国である中国の最近の経済統計については、中国国家統計局が発表した3月の製造業購買担当者景況指数(PMI)が50.5で市場予想の49.5を上回った。3年ぶりの低水準だった前月の49.2から上昇し、業況改善・悪化の分かれ目となる50を4カ月ぶりに上回った。また、英調査会社マークイットと中国メディア「財新」発表のPMIも50.8で市場予想の49.9を上回った。ともに中国経済の減速懸念を緩和させる内容。政府の景気刺激策が功を奏し始めている可能性があるとみられている。

 今後の東京ゴム相場について、チャートはいったん下げ止まりとなり、目先戻りを試す展開となる可能性がある。3月4日209.5円から3月28日180.2円までの下げ幅の3分の1戻しの190.0円、半値戻しの194.9円が目先の目標。ただ、積極的に買い進む材料に乏しく上値は重そう。一段の上昇には株や為替など外部からの支援が欲しいところ。

●アナリスト紹介
第一商品(株)フューチャーズ24、石田 英夫
現在、フューチャーズ24にて、FAX・メール情報に掲載する市況作成等を担当。テクニカル分析を得意とし、先物ストラテジー情報「金・白金レポート」にて「テクニカル・ピックアップ」のコーナーも担当。2015年TOCOMゴムアナリスト育成セミナー修了者。2017年TOCOM農産物アナリスト育成セミナー終了者。

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