盛川 貴洋/アナリストの目

東京白金、上値を試す展開に
2019/04/05 17:33:00

 今週の東京白金は上伸。4月1日に安値2988円をつけた後はもち合いを上放れ、5日には年初来高値を更新すると共に、2018年6月18日以来、約9ヶ月半ぶりの高値圏に浮上した。
 英アングロ・アメリカンのマーク・キューティファニ最高経営責任者(CEO)が3月25日に需要の8割を占める自動車メーカーがパラジウムの代わりにより安価な白金を使う可能性があるとの見方を示したこと、白金上場投資信託(ETF)の現物保有量が増加していること、南アフリカ共和国での電力不足により精錬に電気を多く用いる白金の供給量が減少するのではないかとの思惑・・・などが支援材料視された。また、NY白金も急伸し、2018年6月15日以来の1トロイオンス=900ドルの大台を回復したことで先高感が強まり、来週は上値を試す展開が見込まれる。

(注)上記の展望は4月5日夕方時点に作成されたものです。

●アナリスト紹介
 第一商品(株)フューチャーズ24、盛川 貴洋
 現在、フューチャーズ24にて、FAX・メール情報の市況作成等を担当。商品市場だけでなく、マクロ経済から金融市場まで守備範囲が広く、本質をついた鋭い分析が持ち味。「商品アナリスト(貴金属)・東京商品取引所認定」を取得。