盛川 貴洋/アナリストの目

東京白金、弱含みの展開か
2019/04/12 16:58:31

 今週の東京白金はもち合い。前週末から急騰し、9日高値3272円まで値を伸ばしたが、その後は伸び悩み、3200円を挟んだ水準でのもち合いとなっている。また、NY白金は8日高値920.40ドルを天井に、買い方の手じまい売り主導の売りを浴び、上値の重い展開となった。
 米中貿易協議の進展期待を背景とした工業用需要の増加期待も支援材料となったが、ホワイトハウスが米中首脳会談の日程を発表するとの一部報道を否定。これをきっかけに、両国の貿易交渉の行方に再び不透明感が広がったほか、10日に英国の欧州連合(EU)離脱期限が10月末まで延期されたこと、海外が来週末にイースター(復活祭)にかかわる祝祭日を控えるため整理売り圧力も強く、来週は弱含みの展開が見込まれる。

(注)上記の展望は4月12日夕方時点に作成されたものです。

●アナリスト紹介
 第一商品(株)フューチャーズ24、盛川 貴洋
 現在、フューチャーズ24にて、FAX・メール情報の市況作成等を担当。商品市場だけでなく、マクロ経済から金融市場まで守備範囲が広く、本質をついた鋭い分析が持ち味。「商品アナリスト(貴金属)・東京商品取引所認定」を取得。