石田 英夫/アナリストの目

東京ゴム、米中貿易協議に注目
2019/05/09 15:32:27

 9日の東京商品取引所のゴム(RSS3)相場は、先限で前日比4.9円安の184.1円。中国政府が自国の製造業者保護を念頭に、合成ゴムに課す輸入関税を引き上げるとのうわさから上海ゴム相場が上昇しているが、米中貿易摩擦の激化懸念を背景とした株安や円高を背景に上値の重い展開を強いられている。

 世界最大のゴム消費国である中国の最近の経済統計については、中国国家統計局が発表した4月の製造業購買担当者景況指数(PMI)が50.1で前月の50.5から低下。市場予想の50.5も下回り、中国の景気回復が期待ほど力強くない可能性を示唆する内容となった。また、英調査会社マークイットと中国メディア「財新」発表のPMIも50.2となり、前月の51.0、市場予想の50.8を下回るなど弱い内容。

 今後の東京ゴム相場について、9日、10日に行われる米中の貿易協議の行方が注目される。米国は10日から対中制裁関税を25%に引き上げると表明しており、協議の結果次第で最悪、報復合戦に発展する恐れもある。相場下振れに対する警戒が必要とみられる。

●アナリスト紹介
第一商品(株)フューチャーズ24、石田 英夫
現在、フューチャーズ24にて、FAX・メール情報に掲載する市況作成等を担当。テクニカル分析を得意とし、先物ストラテジー情報「金・白金レポート」にて「テクニカル・ピックアップ」のコーナーも担当。2015年TOCOMゴムアナリスト育成セミナー修了者。2017年TOCOM農産物アナリスト育成セミナー終了者。

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