高松 政志/アナリストの目

原油、弱地合い継続か
2019/05/10 17:11:11

 米エネルギー情報局(EIA)が8日発表した週間在庫統計によると、原油在庫は前週比で400万バレル減少と市場予想(120万バレル増)に反して大幅減少。EIA統計に先立ち米石油協会(API)が発表していた週報では原油在庫が280万バレル増加していたため、市場に漂っていた供給過剰感は和らいだ。
 一方、米政権は中国からの輸入品2000億ドル相当に対する追加関税について、10%から25%へ引き上げた。中国は報復措置で対抗する構えを見せており、貿易戦争が激化するとの見方が広がる格好。これがエネルギー需要減退懸念にもつながり、海外原油相場は売り買いが交錯する展開となっている。
 米中間の対立激化は為替の円高要因にもなり、東京原油先限は割高感から上値が抑えられ、4万5000円の節目を挟んでもみ合い推移。イランでの地政学的リスクやベネズエラでの政情不安といった強材料が燻っているものの、米中貿易戦争激化への懸念を踏まえると来週以降も東京原油先限は弱地合いを継続すると思われる。
 来週の先限の予想レンジは、原油が4万2500円〜4万7000円、ガソリンは5万3400円〜5万7900円、灯油は5万9600円〜6万4100円。

 (注)上記の展望は5月10日夕方時点に作成されたものです。

●アナリスト紹介
 第一商品(株)フューチャーズ24、高松 政志
 現在、フューチャーズ24にて、FAX・メール情報に掲載する市況作成等を担当。商品市場の経験はまだ浅いが、それ故に先入観なく幅広いニュースや価格変動を結びつけた商品分析を可能としている。「商品アナリスト(貴金属)・東京商品取引所認定」を取得。

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