山内 治/アナリストの目

167ページ目のアナリストの呟きは「天から見守っているはず」
2019/05/16 15:37:30


5月13日月曜の相場日記
 「東京金先限6円安、小幅安で大引け。先週末のニューヨーク金先物相場が米中貿易摩擦への警戒感を背景に上昇したことを受け買い先行で始まったが、午後ダレる展開となりマイナスサイド。せっかくトランプが盛り上げてくれているのに。“今日上がらないで、いつ上がるのよ。”と相場の神様に愚痴ってしまった。出来あがった夕刊版コメントは“買い気は盛り上がらず、戻り売りに軟化した。米中の貿易問題に対する根強い懸念などがらドル建て金の下値は堅いが、買いが膨らむような状況ではないようだ。” 輝ける日はどこへ消えたの? 神より賜えし孤独やトラブル 明日晴れるかな。」

14日火曜の相場日記
 「東京金先限46円高、ムッムッ急反発。朝一のメールは悪友からのものだった。“普段の行いが悪い故、相場の神様からの天罰です。” よしこ張りのクソがっ、で一発返信。マーケットが、苛立ち・苦痛・不満をもたらしているのではなく、アナリスト自身の内なる問題と認識しつつもはずれはハズレ。確かなことは東京金が直近下値を1円下回った後、50円幅の大陽線で引けたこと。日経平均の下振れ陽線の日足ローソクは、よりマインドを疼かせた。一日遅れとなった形だが、“逆張り投資家同志よ、今日仕掛けないでいつ仕掛けるのよ。”大引け15分前、色んな市場で掘り出しものを見つけた気分で買い仕掛けた。無謀なトレードを防ぐ姿勢を確立したその相場人は、デットラインを拝む一歩手前の前傾姿勢で本日一気に膨らんだ買い玉を背負い、道玄坂を下る帰路に就いた。」

15日水曜の相場日記
 「東京金先限10円安反落。日経平均反発。東京金、安いならもう一丁。デットラインを超えてマインドがヒリヒリするくらいの刺激が欲しくなってしまった。しかし、日足ローソクを見る限りまだヒリのヒも感じない。気になっていた情報を一つ。アラブ首長国連邦(UAE)沖でサウジアラビア船籍のタンカーが妨害攻撃を受けた事件について、米当局者はロイター通信に、確証はないもののイラン軍本体でなく親イラン勢力の仕業とみていると分析。実行した可能性のある組織として、イエメンのイスラム教シーア派系武装組織や、イラクのシーア派武装勢力を挙げた。イランは米国と直接やりあう気はない、それほど愚かではない。しかし対サウジなら別だ、米国に尻尾を振る姿勢が気に食わない。そのアナリストは、今回のタンカー攻撃がホルムズ海峡VIX指数の上昇トレンドの始まりを告げる程々の陽線だったと判断している。」

16日木曜の相場日記
 「東京金先限3円安、小幅続落。日経平均反落。米中貿易摩擦への警戒感を背景に相場は行ったり来たり。しかし、マーケットは目に見える材料だけで動いているわけではないし、情報収集には限界がある。オクりびとなんぞを夢見てあちこちにアンテナを伸ばし、興奮状態で相場を張ってはダメですよ。そのアナリストのようにDi−2ばかり見ているのも考え物ですが。14日の金価格上昇は、未来に起こる事変の前震だったと気づかされる日が来るだろう、との読みは依然継続中。きっと、たぶん、そうあってほしい、くらいのゆとりをもって。マーケットは常に中立、最大の敵は投資家自身の姿勢とマインドの振れです。“出来る限りのマーケット材料を集め、自分の売買ツールの兵器庫に詰め込み、ピンポイントを求め過ぎるとアナリストは何れ自爆する。” 相場ノートに書き止めた師の言葉を読み返しマインドを整え、明日に備えた。」

●アナリスト紹介
 第一商品(株)フューチャーズ24、山内 治
 現在、フューチャーズ24にて、FAX・メール情報に掲載する市況作成等を担当。国際情勢を軸にした、長期的な商品分析を得意とする。

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