石田 英夫/アナリストの目

東京ゴム、上値重い展開か
2019/05/23 15:34:26

 23日の東京商品取引所のゴム(RSS3)相場は、先限で前日比0.7円安の190.8円。190円を中心とした取引レンジでの推移となっている。

 供給サイドでは、生産国の輸出削減が支持要因。主要生産国のタイ、インドネシア、マレーシアで構成する国際天然ゴム協議会(ITRC)は3月に、価格下支えのため、輸出を削減することで合意。4月からインドネシアとマレーシアが輸出削減を実施、遅れていたタイも5月20日から削減実施に踏み切った。3カ国は4月から4カ月間で輸出を合計24万トン削減する計画。

 一方、中国自動車工業協会(CAAM)が発表した同国の4月の新車販売台数は、前年同月比14.6%減の198万0500台で、10カ月連続で前年水準を下回った。中国では4月から大型減税が実施されたのに合わせ、販売価格引き下げの動きが相次いだが、販売を下支えするには不十分。5月に米中摩擦が激化しており、需要がさらに冷え込む恐れもある。

 今後の東京ゴム相場について、生産国の価格下支えの動きが支持要因となり、底堅さは維持する可能性はあるものの、米中の貿易摩擦激化や中国の景気減速が懸念されるなか、継続的な上昇は望みにくい。しばらくは上値の重い展開を強いられそうだ。

●アナリスト紹介
第一商品(株)フューチャーズ24、石田 英夫
現在、フューチャーズ24にて、FAX・メール情報に掲載する市況作成等を担当。テクニカル分析を得意とし、先物ストラテジー情報「金・白金レポート」にて「テクニカル・ピックアップ」のコーナーも担当。2015年TOCOMゴムアナリスト育成セミナー修了者。2017年TOCOM農産物アナリスト育成セミナー終了者。

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