石田 英夫/アナリストの目

東京ゴム、堅調な展開か
2019/06/06 15:31:52

 6日の東京商品取引所のゴム(RSS3)相場は、先限で前日比7.0円高の202.0円。先限は節目の200円を突破、継続足ベースで3月7日以来の高値を付けた。

 天然ゴムの主要生産国タイの現物相場高が支援材料。国際天然ゴム協議会(ITRC)で合意した輸出削減をタイも5月20日から実施していることや、乾燥天候による供給減少が背景。供給の引き締まりで国内ゴム相場も逆ザヤ傾向を強めており、割安な期先を売り込みにくい状況となっている。

 世界最大のゴム消費国である中国の最近の経済統計については、中国国家統計局が発表した5月の製造業購買担当者景況指数(PMI)が49.4で前月の50.1から低下。市場予想の49.9も下回った。根強い景気減速懸念や米国との貿易摩擦の激化を受け、製造業の景況感が悪化していることを示唆する内容。一方、英調査会社マークイットと中国メディア「財新」発表のPMIは50.2となり、前月から横ばい、市場予想の50.0を上回った。

 今後の東京ゴム相場について、米中の貿易摩擦激化や世界的な景気減速懸念を背景に株安や円高が進むなど外部環境は弱気だが、足元の供給引き締まりにより、堅調地合いを維持しそう。短期チャートも上向きで目先は3月4日の高値209.5円を試す流れとみる。

●アナリスト紹介
第一商品(株)フューチャーズ24、石田 英夫
現在、フューチャーズ24にて、FAX・メール情報に掲載する市況作成等を担当。テクニカル分析を得意とし、先物ストラテジー情報「金・白金レポート」にて「テクニカル・ピックアップ」のコーナーも担当。2015年TOCOMゴムアナリスト育成セミナー修了者。2017年TOCOM農産物アナリスト育成セミナー終了者。

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