横谷 健司/アナリストの目

原油、内外とも節目割れを試すか
2019/06/07 16:15:52

 5日に発表された米エネルギー情報局(EIA)の週間在庫統計で、原油在庫が市場予想(前週比80万バレル減)に反して、同680万バレル増という大幅な増加となったうえ、ガソリン・留出油在庫も予想を大幅に超える在庫増となった。また、米原油生産も日量1240万バレルと前週の1230万バレルに続き、5週前に付けた1983年の統計開始以来の過去最高を更新した。
 米国は5月27日のメモリアルデーからガソリン需要期に入っているにもかかわらず、出荷低迷で在庫が増加していることに加え、原油生産の増加が続いていることが確認されており、米国内の需給の緩みが改めて意識される内容となっていることから上値が重く、来週の統計も同様の内容となれば、下値を切り下げることになりそうだ。
 石油輸出国機構(OPEC)主導の協調減産の継続観測や、米国の利下げ期待を背景にした株高が同じリスク資産の原油を下支えるとされるが、米中貿易摩擦激化の影響による原油需要鈍化懸念や、米国内の原油需給の緩みが鮮明となれば、1月9日以来約5カ月ぶりに50ドルの節目割れを試す展開が予想され、東京市場の3万5000円の節目を試す可能性が強まりそうだ。 

 (注)上記の展望は6月7日夕方時点に作成されたものです。

●アナリスト紹介
 第一商品(株)フューチャーズ24、横谷 健司
 現在、フューチャーズ24にて、FAX・メール情報に掲載する市況作成等を担当。過去の価格変動や現在の世相を背景にした商品分析を得意とする。「商品アナリスト(貴金属)・東京商品取引所認定」を取得。

金地金
金地金3つのメリット本日の金価格 金地金 購入・売却の手順
商品先物取引
初めての商品先物取引商品先物取引の始め方商品先物取引の税金
マーケット情報
海外商品相場国内商品相場ニュース・市況チャートアナリストの目
無料情報ツール
チャート分析ソフトDi-2モバイルサービスEメールサービス金価格メールFAXサービス
商品セミナー
開催スケジュール