盛川 貴洋/アナリストの目

東京白金、もち合いか
2019/06/07 17:05:21

 今週の東京白金は3日に安値2770円を付けた後は買い戻され、6日高値2913円をつけた。しかし、その後は値位置を維持できずに急反落。2800円の節目では買い拾われたが、上値の重い展開となった。また、NY白金も安値から買い戻され、5日には一時200日移動平均線(5日時点830.263ドル)を上抜いたが、その後は値位置を維持できずに反落して越週している。
 米国とメキシコ、中国との貿易摩擦が長期化すれば世界的な成長率の減速懸念が強まることも、工業品需要の比重の高い白金の上値を押さえる要因。前述の3日安値が下値支持となり目先の下げ幅は限られるが、積極的に買い上がる材料にも乏しいうえに、6月18、19両日に米連邦公開市場委員会(FOMC)を控え市場の様子見姿勢も強く、来週は現在の値位置でもち合いながら方向感を探る展開が見込まれる。

(注)上記の展望は6月7日夕方時点に作成されたものです。

●アナリスト紹介
 第一商品(株)フューチャーズ24、盛川 貴洋
 現在、フューチャーズ24にて、FAX・メール情報の市況作成等を担当。商品市場だけでなく、マクロ経済から金融市場まで守備範囲が広く、本質をついた鋭い分析が持ち味。「商品アナリスト(貴金属)・東京商品取引所認定」を取得。