高松 政志/アナリストの目

原油、一段高の可能性も
2019/06/21 16:36:09

 米中貿易摩擦の長期化などを背景に世界的なエネルギー需要減退懸念が根強かったことから原油相場は地合いを緩めていたが、両国の首脳会談開催が決定したことをきっかけに流れは一変。加えて、米連邦公開市場委員会(FOMC)で年内の利下げが示唆されたことで、世界経済の先行きに対する不安が和らぎ、エネルギー需要減退に対する懸念も後退しつつある。
 こうした中、20日にイランの革命防衛隊が米国の無人偵察機を撃墜したとの報が伝わった。ホルムズ海峡近くでのタンカー攻撃をきっかけにイランと米国の対立は深まっていたが、この報を受けて両国の軍事的緊張はますます高まり、中東での原油供給に対する不安が広がったことからさらに買われやすくなっている。
 東京原油先限は、海外の原油相場が前述の強材料を受けて上昇したことに連れて上値を伸ばし、21日には約3週間ぶりに4万円の節目を回復。為替の円高や買い過剰感の高まりに頭を抑えられてはいるが、エネルギー需要減退懸念の後退や米国とイランの対立激化を考慮すると先高感は強い。チャート上でも目立った上値抵抗線が見当たらないため、一段高となる可能性は高いと見る。

 (注)上記の展望は6月21日夕方時点に作成されたものです。

●アナリスト紹介
 第一商品(株)フューチャーズ24、高松 政志
 現在、フューチャーズ24にて、FAX・メール情報に掲載する市況作成等を担当。商品市場の経験はまだ浅いが、それ故に先入観なく幅広いニュースや価格変動を結びつけた商品分析を可能としている。「商品アナリスト(貴金属)・東京商品取引所認定」を取得。

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