盛川 貴洋/アナリストの目

東京白金、もち合いの動きに
2019/08/09 17:03:38

 今週の東京白金は週末にかけて上伸。中国人民銀行(中央銀行)が設定した人民元の対ドルでの基準値が想定よりも元高と受け止められたうえ、発表された7月の中国貿易統計で輸出が前年比で2カ月ぶりの増加に転じたことが好感され、工業品の側面が強い白金は堅調に推移。ただ、米中貿易「戦争」激化への懸念を背景に先週から急落した分の自律反発の側面も強く、5日安値2880円をつけた後は買い戻されたが、100日移動平均(9日時点2974.5円)の水準では押し戻され、伸び悩む展開となっている。
 国内市場は連休と盆休みのシーズンを迎えることも投資家の様子見姿勢を強めており、来週は現在の値位置でもち合う動きが見込まれる。

(注)上記の展望は8月9日夕方時点に作成されたものです。

●アナリスト紹介
 第一商品(株)フューチャーズ24、盛川 貴洋
 現在、フューチャーズ24にて、FAX・メール情報の市況作成等を担当。商品市場だけでなく、マクロ経済から金融市場まで守備範囲が広く、本質をついた鋭い分析が持ち味。「商品アナリスト(貴金属)・東京商品取引所認定」を取得。