石田 英夫/アナリストの目

東京ゴム、弱地合いか
2019/08/29 15:38:36

 29日の東京商品取引所のゴム(RSS3)相場は、先限で前日比2.6円安の159.6円。8月26日に先限継続足ベースで昨年11月以来の安値となる155.4円を付けるなど水準を切り下げる動きとなっている。

 米中貿易摩擦の激化で景気への悪影響が懸念されるなか、ゴム相場も売られる展開となっている。先限は8月6日に160.7円の安値を付けて、いったん下げ止まったが、8月26日の下落により、前述安値を割り込んだ。チャートは右肩下がりで弱気な流れが継続している。

 一方、東京ゴムの当先のサヤは7月のピーク時で50円以上の逆ザヤとなったが、その後修正が進み、今週に入り順ザヤ化している。東南アジア産地の天候への懸念が薄れ、生産国はこれから増産期に入ることや、国際天然ゴム協議会(ITRC)による4カ月間で合計24万トンの輸出削減計画もインドネシアとマレーシアで終了、遅れて開始したタイも9月に終了の予定で供給の引き締まり感は薄らいでいる。

 今後の東京ゴム相場について、米中の貿易摩擦の激化や中国の景気減速に対する懸念が引き続き圧迫要因。短期チャートも下向きで弱気な相場展開が続くとみる。目先は昨年12月の安値151.0円を維持できるかがポイントで、維持出来ないようだと一段と地合いが弱まる。

●アナリスト紹介
第一商品(株)フューチャーズ24、石田 英夫
現在、フューチャーズ24にて、FAX・メール情報に掲載する市況作成等を担当。テクニカル分析を得意とし、先物ストラテジー情報「金・白金レポート」にて「テクニカル・ピックアップ」のコーナーも担当。2015年TOCOMゴムアナリスト育成セミナー修了者。2017年TOCOM農産物アナリスト育成セミナー終了者。

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