盛川 貴洋/アナリストの目

東京白金、短期的には値固めを試す展開に
2019/08/30 17:07:32

 今週の東京白金は上伸。週央に200日移動平均線(28日時点2953.4円)の水準を上抜くと、テクニカルの買いなどが入り急騰。30日には先限が高値3197円をつけ、5月7日以来、約4カ月ぶりの高値圏に浮上した。
 中国政府が27日、北京市や上海市などの主要都市で実施している自動車の購入規制を緩和・撤廃し、低迷が続く自動車市場のてこ入れを図る方針を示したことも心理的な支援材料。ただ、米中貿易交渉の先行き不透明感や、来週9月6日には鉱山会社が共同で運営する白金の販売促進機関、WPIC(ワールド・プラチナ・インベスト・カウンシル)の2019年需給見通しの発表を控えることで様子見姿勢も強く、来週は現在の値位置でもち合いながら値固めを試す展開が見込まれる。

(注)上記の展望は8月30日夕方時点に作成されたものです。

●アナリスト紹介
 第一商品(株)フューチャーズ24、盛川 貴洋
 現在、フューチャーズ24にて、FAX・メール情報の市況作成等を担当。商品市場だけでなく、マクロ経済から金融市場まで守備範囲が広く、本質をついた鋭い分析が持ち味。「商品アナリスト(貴金属)・東京商品取引所認定」、「商品アナリスト(石油)・東京商品取引所認定」を取得。