盛川 貴洋/アナリストの目

東京白金はもち合いの展開に
2019/09/20 16:58:23

 今週の東京白金は軟調。14日に国営石油会社サウジアラムコの石油関連施設が攻撃を受け、安全資産として金が上伸したことになびいた買いが入り、連休明け17日には高値3337円をつけたが、その後は低調な中国の経済指標や欧州での自動車販売台数の減少などが重しとなり反落。ただ、為替の円安歩調と株価の上昇が国内市場を下支えた。
 米中次官級貿易交渉が19日に再開している。10月初旬の閣僚級協議に向けて進展があれば、工業用需要の割合の高い白金にとっては支援材料になるだろう。しかし、中東の地政学的リスクにより原油相場が再度上伸するようだと、世界的な景気減速懸念が強まり相場の圧迫材料となる。このため、来週は強弱材料が交錯する中、もち合いながら値位置を探る展開が見込まれる。

(注)上記の展望は9月20日夕方時点に作成されたものです。

●アナリスト紹介
 第一商品(株)フューチャーズ24、盛川 貴洋
 現在、フューチャーズ24にて、FAX・メール情報の市況作成等を担当。商品市場だけでなく、マクロ経済から金融市場まで守備範囲が広く、本質をついた鋭い分析が持ち味。「商品アナリスト(貴金属)・東京商品取引所認定」、「商品アナリスト(石油)・東京商品取引所認定」を取得。