石田 英夫/アナリストの目

東京ゴム、上値試しか
2019/10/24 15:27:16

 24日の東京商品取引所のゴム(RSS3)相場は、先限で前日比1.6円安の168.8円。10月3日に先限継続足ベースで昨年11月以来の安値となる154.3円を付けたが、その後、反発する展開。安値からの戻り幅は17.1円に達し、9月17日の高値173.9円からの下げ幅の大半を取り戻している。材料面では、米中貿易協議進展への期待が支持要因となっている。

 一方、世界最大のゴム消費国である中国の最近の経済統計については、10月18日発表の2019年第3四半期の国内総生産(GDP)が前年比6.0%増(事前予想は6.1%増)となった。成長率は前期(6.2%)から0.2ポイント低下し、四半期ごとの数字を公表している1992年以降で最低。米中貿易戦争の長期化を受けた中国経済の減速が一段と鮮明になっている。

 今後の東京ゴム相場について、短期チャートは上向きで、目先は9月17日の高値173.9円を目標に上値を試す展開となりそう。同水準を抜けきれば、チャート面からの買いが強まる可能性もあるが、ただ、中国をはじめ世界的な景気悪化への懸念が根強いなか、継続的な上昇は難しいか。

●アナリスト紹介
第一商品(株)フューチャーズ24、石田 英夫
現在、フューチャーズ24にて、FAX・メール情報に掲載する市況作成等を担当。テクニカル分析を得意とし、先物ストラテジー情報「金・白金レポート」にて「テクニカル・ピックアップ」のコーナーも担当。2015年TOCOMゴムアナリスト育成セミナー修了者。2017年TOCOM農産物アナリスト育成セミナー終了者。

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