盛川 貴洋/アナリストの目

東京白金、底固い動きに
2019/11/01 17:16:21

 今週の東京白金は週明けに下落したが、その後は週末にかけて値を戻す動き。
 白金独自の支援材料に乏しいものの、NYパラジウムが10月30日高値1799.2ドルをつけて上場来高値を更新したことから、白金にも連想の買いが入った。白金とパラジウムは自動車の排ガス除去装置の触媒に多く用いられ、世界的な温室効果ガスの排出削減の流れが強まる中、自動車触媒用需要が増加するとの見方が支援材料となっている。また、米連邦準備制度理事会(FRB)が30日の連邦公開市場委員会(FOMC)で追加利下げを実施したことで、対主要国通貨でのドル安が進行。ドル建てNY白金が割安感からの買いに支えられたことも相場を支えており、来週は底固い値動きが見込まれる。

(注)上記の展望は11月1日夕方時点に作成されたものです。

●アナリスト紹介
 第一商品(株)フューチャーズ24、盛川 貴洋
 現在、フューチャーズ24にて、FAX・メール情報の市況作成等を担当。商品市場だけでなく、マクロ経済から金融市場まで守備範囲が広く、本質をついた鋭い分析が持ち味。「商品アナリスト(貴金属)・東京商品取引所認定」、「商品アナリスト(石油)・東京商品取引所認定」を取得。