盛川 貴洋/アナリストの目

東京白金、押し目買いの展開に
2019/11/15 16:53:49

◆アナリストの目(盛川 貴洋)=東京白金、押し目買いの展開に  今週の東京白金は下落。米中貿易協議の期待感から投資家のリスク選好姿勢が強まる中、優良株で構成するダウ工業株30種平均が史上最高値を更新。安全資産とされる金の下落になびいた売りが入り、白金も下落した。
 南アフリカ共和国での白金鉱山会社と労働組合の労使交渉がストライキを経ることなく合意に向かうとの見方も白金を下押した要因。鉱山労働者・建設組合連合(AMCU)は13日に予定されていた新たな雇用契約の調印式を延期したが、AMCUの事務局長は近く合意に達するとの見方を示している。短期的には10月8日安値3012円を目途に下落する可能性があり、同水準を割り込むとチャート上ではダブルトップを形成し売り圧力が強まりそう。しかし、米中貿易交渉の進展期待やパラジウムの高止まりを背景とした買いに支えられると考えられ、目先は押し目買いの展開を予想する。

(注)上記の展望は11月15日夕方時点に作成されたものです。

●アナリスト紹介
 第一商品(株)フューチャーズ24、盛川 貴洋
 現在、フューチャーズ24にて、FAX・メール情報の市況作成等を担当。商品市場だけでなく、マクロ経済から金融市場まで守備範囲が広く、本質をついた鋭い分析が持ち味。「商品アナリスト(貴金属)・東京商品取引所認定」、「商品アナリスト(石油)・東京商品取引所認定」を取得。