石田 英夫/アナリストの目

東京ゴム、上値試し継続
2019/11/21 15:26:52

 21日の東京商品取引所のゴム(RSS3)相場は、先限で前日比0.6円高の186.7円。先限継続足ベースで7月26日以来の高値となる188.1円を付けるなど水準を切り上げる展開となっている。

 材料面では、米中貿易協議進展に対する根強い期待や、株式相場が強地合いを維持していることが支援材料。
 また、中国人民銀行(中央銀行)は20日、銀行貸出金利の指標である最優遇貸出金利(LPR)1年物を0.05%引き下げ、4.15%にしたと発表した。景気減速が進むなか、経済の下支えを目指すもので、ゴム相場にとってプラス材料。

 中国自動車工業協会(CAAM)が発表した同国の10月の新車販売台数は、前年同月比4.0%減の228万4000台となり、16カ月連続で前年実績を下回った。なお、1─10月の販売台数は前年比9.7%減の2065万2000台。米中貿易摩擦や景気減速懸念を背景に消費者の自動車購入意欲は引き続き低迷している。

 今後の東京ゴム相場について、短期チャートは上向きで、引き続き上値試しの流れ。7月25日の高値188.9円を抜け切ると上値余地が拡大する。材料面では、引き続き米中貿易協議の行方に注目。これまでのところ不透明な部分はあるものの、協議進展への期待は継続している。今後、米中首脳会談での「第1段階」の合意署名実現に楽観的な見方が強まれば、買い意欲が強まる可能性がある。

●アナリスト紹介
第一商品(株)フューチャーズ24、石田 英夫
現在、フューチャーズ24にて、FAX・メール情報に掲載する市況作成等を担当。テクニカル分析を得意とし、先物ストラテジー情報「金・白金レポート」にて「テクニカル・ピックアップ」のコーナーも担当。2015年TOCOMゴムアナリスト育成セミナー修了者。2017年TOCOM農産物アナリスト育成セミナー終了者。

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