盛川 貴洋/アナリストの目

東京白金、戻り売りの展開に
2019/11/22 17:00:06

 今週の東京白金は上伸。先週14日に100日移動平均線(14日時点3054.14円)で支えられる格好で目先の底を打った後は、金相場の上伸になびいた買いや円安をみた買いが入り22日高値3234円まで急伸した。ただ、白金独自の支援材料に乏しいため高値では売られる展開となった。
 また、南アフリカ共和国で行われていた白金鉱山会社と鉱山労働者・建設組合連合(AMCU)の労使交渉が15日に合意に達し、鉱山ストライキが回避されたことや、白金業界団体ワールド・プラチナム・インベストメント・カウンシル(WPIC)が11月21日に発表した最新の需給見通しの中で、2020年の需給バランスは20.84トンの供給過剰になるとの推計を発表したことなどから目先の上値は重く、来週は戻り売りの展開が見込まれる。

(注)上記の展望は11月22日夕方時点に作成されたものです。

●アナリスト紹介
 第一商品(株)フューチャーズ24、盛川 貴洋
 現在、フューチャーズ24にて、FAX・メール情報の市況作成等を担当。商品市場だけでなく、マクロ経済から金融市場まで守備範囲が広く、本質をついた鋭い分析が持ち味。「商品アナリスト(貴金属)・東京商品取引所認定」、「商品アナリスト(石油)・東京商品取引所認定」を取得。