盛川 貴洋/アナリストの目

東京白金はもち合いに
2019/12/20 16:43:52

 今週の東京白金はもち合い。先週は南アで大規模な輪番停電が実施され、鉱山会社の採掘が一部停止され、需給ひっ迫懸念が台頭したことから急伸したが、輪番停電が解除され、南アの国営電力会社エスコムを巡る懸念は払しょくされていないが、目先の電力問題は峠を越えたとの見方を背景とした買い方の手じまい売りなどに頭を押さえられ、もち合う動きとなった。
 ムニューシン米財務長官が米中貿易協議の「第1段階の合意」への署名が1月初めに実施されるとの見通しを示したが、中国商務省は「内容は合意の正式署名後に公表する」と明言し、市場の見送りムードが強まったことや、海外市場がクリスマス休暇を控えることも全般的に積極的に様子見姿勢を強め、来週は現在の値位置でのもち合いが見込まれる。

(注)上記の展望は12月20日夕方時点に作成されたものです。

●アナリスト紹介
 第一商品(株)フューチャーズ24、盛川 貴洋
 現在、フューチャーズ24にて、FAX・メール情報の市況作成等を担当。商品市場だけでなく、マクロ経済から金融市場まで守備範囲が広く、本質をついた鋭い分析が持ち味。「商品アナリスト(貴金属)・東京商品取引所認定」、「商品アナリスト(石油)・東京商品取引所認定」を取得。